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「グリーン・ヘル」を纏う911GT3、レゴ®セットが刻んだターボとタルガの原型
2026年9月23日
2026年8月15日から16日にかけて、ドイツのニュルブルクリンクで開催された「ポルシェ・シクスト・カレラカップ・ドイチュラント」の会場で、911GT3をベースにした特別仕様車が初めて披露されました。世界限定100台、ドイツ市場のみで販売されるこのモデルは、1927年6月18日の開業から2027年に100周年を迎えるニュルブルクリンクを記念する一台です。デリバリーは2027年を予定しています。
ボディカラーにはホワイトとGTシルバー・メタリックの2色が用意され、フロントとリアにはノルドシュライフェの異名である「グリーン・ヘル」を象徴する緑のラップがあしらわれています。この塗り分けは、かつてポルシェのワークスチームが識別のために用いていた手法を踏まえたもの。ゴールドのポルシェ・レタリングやカリフォルニア・ゴールドの鍛造ホイール、歴代のニュルブルクリンクのロゴやゼッケン・ナンバーといった装飾がまとめられています。ニュルブルクリンクという1本のサーキットが、911というモデルの歴史そのものと分かちがたく結びついていることを物語ります。
レゴ®セットにも、911という車種の骨格を1台で表現したものがあります。「レゴ® Porsche 911 Turbo & 911 Targa」(10295)は1,458ピースで構成され、2021年に発売されました。ターボの固定式リアウイングと、タルガの脱着式ルーフパネルという異なる個性を、1つのシャシー構造から組み替えて再現する2イン1仕様が特徴です。リアに配置されたエンジン、開閉するドア、細部まで作り込まれたコックピットなど、911というモデルが世代を超えて受け継いできた特徴を確かめられる内容になっています。
ブリックウォッチが観測している楽天市場内・当サイトが同定できた出品のうち、10295は9月10日5時15分頃に在庫のある出品が減少しました。その後回復が進み、9月22日22時45分頃時点では在庫のある出品が元の水準まで戻っています。1か月に満たない期間で数件単位の増減を繰り返しており、動きの小さいセットではないことがうかがえます。
100周年を記念する車体には、グリーンという色を通じてサーキットの記憶が刻まれています。一方でレゴ®のセットに刻まれているのは、ターボとタルガという2つの個性を組み替え可能な構造の中に同居させた、量産車としての911の設計そのものです。同じ車名を通じて、記念車が語る歴史の重みと、ブロックが再現する構造の精度という、異なる角度から描かれています。