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読み物

『X-ファイル』はなぜ今でも面白いのか、レゴ®アイデア 21369と一緒に振り返る

2026年9月1日

最近『X-ファイル』を見始めて、今はシーズン3まで来た。放送開始から30年以上経つ作品だけど、見返す価値のある構造を持ったドラマだと感じている。

このドラマの軸は、モルダーとスカリーという対照的な2人の視点にある。モルダーは超常現象を信じたい側に立っていて、スカリーは科学的に疑う側に立っている。この対立が最後までブレないから、1話完結のモンスター回でも、陰謀論寄りのシリアス回でも、視聴者はどちらの視点にも距離を置いたまま見ていられる。「信じたいけど、信じきれない」という宙ぶらりんな感覚がずっと続くのが、このドラマの構造上の面白さなんだと思う。

もうひとつの特徴は、CGに頼らない演出。懐中電灯の光と沈黙だけで「何か」を感じさせる撮り方は、90年代のドラマならではの制約から生まれたものだけど、今見るとむしろ新鮮に映る。

8月に発売されたレゴ®アイデア「The X-Files」(21369)は、こうした作品の空気を模型として再現した1点だ。1,478ピースで、モルダーの地下オフィスと、その上に広がる森・UFOのシーンが組み合わさった構成になっている。壁の「私は信じたい」ポスターとか、劇中の小道具が細部まで再現されているのも特徴で、モルダー、スカリー、ウォルター・スキナー、ミスターXなど8体のミニフィグが付属する。

このセットはレゴ®アイデアのファン投稿発の商品で、Disney Entertainmentとの提携のもとで商品化されている。ファンから出たアイデアが、これだけ作り込まれた形で商品化されているのは、シリーズを見始めたばかりの自分から見ても興味深い。

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